逆位相(ぎゃくいそう)とは、音波や電波などの山と谷を繰り返している波形において、
基準になっている形と真逆(180度逆)にしたものを指します。
音響においては、収録の音がマイキングの関係によって
逆位相になり打ち消し合って
本来欲しかった音が損なわれたりなどの影響があります。
位相がおかしいとかなり違和感のある音になるので、
あまり大きな音で大きな位相のズレを聴くと
人によっては吐き気なども催す場合もあります。
余談ですが管理人も位相のズレは苦手で、
当たり前ですがマイクを多く立てる時は
出来るだけシビアにチェックしていますね。
またこの効果を利用して、ノイズキャンセリングして、
TV収録などの環境ノイズを除去したり、
ヘッドフォンなどに使用されたりと、
有効的に技術が応用されています。
逆位相というよりも位相のズレに関してですが、
特にミックスではこの位相のズレを使用して、
イントロなどの導入部分や間奏などなど
最近多くの曲にこの効果を入れている方が増えましたね。
位相について詳しくはこちら→ 位相(いそう)/フェーズ(phase)