ポップノイズとは、俗に「吹かれ」と呼ばれる雑音です。
マイクに発声などにより急激に風があたった時に生じる「ポコッ」「ボソッ」といった雑音です。
録音時においては「ウィンド・スクリーン」(ポップガード)を使用、強化するのが効果的です。
その際、高域特性に変化を及ぼすといったデメリットもありますので、適正なマイク距離、
破裂音の発声の際のマイクワークが重要となってきます。
また、このノイズは70~100kHz辺りにピークがある為、それらの周波数をカットするフィルターで多少軽減されます。
マイクワーク的には、特に「パ行」などの破裂音をアクセントを付けて歌唱する時だけ
マイクと顔を向きをずらすといった方策がとられる事もあります。
楽器にも吹かれは存在します。
ベースなど低音楽器をマイクで拾う際も「吹かれ」が生じる場合があるので注意が必要です。
このポップノイズを懸念して、ライブ現場においてベース・アンプは多くの場合ラインによりPAに送られる。
アンプを録音する際、この「吹かれ」にコンデンサーマイクは非常に弱いため、ダイナミックマイクを使用します。