アジマスとは、テープレコーダーの磁気ヘッドのギャップと
テープとの垂直角度のことを指します。
オープンリールのMTR(マルチトラックレコーダー)を使用していた時の話です。
テープで収録を行なうためアジマス調整が必要でした。
何故このアジマスを調整するかというと、
主に周波数特性することが目的です。
アジマスの調整をしっかり行なわないと
高音域が特に劣化しやすく、位相もズレが出て来てしますため、
この調整を必ず行なわないといけないなのです。
アジマスの調整はアシ(アシスタントエンジニア)の仕事でしたが、
近年、ProToolsでのデジタルレコーディングが主流になったため
テープを使用することがほぼほぼないので、
おそらく技術が伝わってないかもしれませんね。
調整出来るのは中堅エンジニア(30代後半)〜のくらいでしょうか。
またスタジオ自体もテープでの録音機材が無いところもほとんどで、
都内に数件残っている老舗の大型スタジオならあります。
(稼働してるかと言われたらほぼ無いですね)